【スチール】ソーチェン種類と選定方法｜63PM3って何？｜初心者編

チェンソーをご利用中の皆さんは、いつか必ずソーチェンの交換が必要になります。

理由は簡単！！

ソーチェンは消耗品だからです。

切れ味が悪くなったら目立てをしますが、歯が飛んでしまったり（欠ける）、目立て限界線まで到達してしまった場合は交換です。

いざ購入しようとすると、種類が多く選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか？

STIHLのソーチェンの種類を覚えよう

まず最初に、ソーチェンには数多くの種類が存在します。

例えば・・・

63PM3というチェンがあります。

これの意味について解説しましょう。

STIHLのソーチェン型番には意味がある

63PM3 50

「6」の意味

最初の「6」という数字ですが、これはチェンピッチを表しています。

下記の図から3/8Pであることはご理解いただけますでしょうか？

この数字は、ソーチェンのデプスの部分に数字が刻印されているので現物で簡単に確認できます。

6つのチェンピッチに分類することができますが、数字の5は存在しない理由は分かりません。

特に1/4Pは他メーカーには存在しないチェンピッチのようなのでSTIHLでしか入手はできませんね。

「3」の意味（2番目）

63PM3 50

続いては「3」という数字ですが、これはドライブリンク（コマ）の厚みを表します。

1.5mmは他メーカー用で、2.0mmはハーベスタ用のチェンの用です。

特殊なソーチェンなのでSTIHLを使用している方は無視して良いでしょう。

「P」の意味

63PM3 50

続いては「P」というアルファベットですが、これは刃の大きさを表しています。

ピコ（P）とラピッド（R）の2種類がありますが、刃の部分がピコ（P）は小さく、ラピッド（R）は大きいのです。

「M」の意味

63PM3 50

続いては「M」というアルファベットですが、これは刃の形状を表しています。

「3」の意味（最後）

63PM3 50

続いては「3」という数字ですが、

これはドライブリンクがセーフティードライブリンクであることを表しています。

セーフティードライブリンクとは、ドライブリンクにラクダのコブのようになっている形状です。

これがあることによりキックバックの発生を抑制することができます。

その代わりこれが抵抗となるため切削スピードが遅くなる。

つまりプロの方のように使い慣れている方は、セーフティードライブリンクなし（3の表記なし）のものを選ぶ方が多いのです。

「50」の意味（長さで変わる数）

63PM3 50

最後に「50」という数字ですが、

これはドライブリンク（コマ）数を表しています。

ドライブリンクの数で長さを特定することができます。

決して、ガイドバーの全長で特定することができないことはご理解いただければ幸いです。

機種によってはコマ数が1コマ多いものを使用しないとキツくて入らないなんてこともあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

お役に立てたのなら嬉しいです。


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